雪上ロードバイク

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近況報告

最近の出来事をお伝えするページ

-39℃で機材テスト
気温-30~40℃の環境で機材テストを行いました。強い寒気と放射冷却の影響により、数年に一度しか下がらないレベルまで気温が下がりました。このルートにはカタバ風の通り道が3ヶ所あり、それぞれKTV1、KTV2、KTV3と我々は呼んでいます。練習前のKTV1の気温チェックでは-33.5℃でした。KTV2、KTV3はKTV1より2~3℃気温が低く、またKTV2を通る時間帯にはさらに気温が2~3℃下がることが予想され、KTV2通過時の気温は-37~-40℃になると予想されました。実はこの3日前、-35℃の環境で機材テストを行いましたが、大きな問題は起きませんでした。しかし-40℃近いこの日の環境ではトラブルが続出しました。Knogのテールライトは起動せず、Knogのヘッドライトも省エネモードでなんとか起動させることはできましたが、起動後数分でシャットダウンしてしまいました。メーターの液晶は完全に凝固し真っ白に。そしてこれまで一度も曇ったり凍結したりすることがなかったヒートレンズのゴーグルが凍結。前が見えなくなり、途中でアイウエアを交換する事態になりました(超低温化で練習するときは凍結に備えてサングラス1セット、スキーゴーグル2セットを携行しています)。それに-35℃では問題が起きなかった駆動系のグリスが凝固し、とにかくペダルが重く、走るのに莫大な力を必要としました。寒さ対策をしていたケーブルのアウター関係には問題は発生しませんでしたが、フロントブレーキのグリスが凝固し操作が恐ろしく重くなりました。別メーカーのものを使用しているリアブレーキは問題は起きませんでした。しかしこんな中でもLEZYNEのテールライトは点灯+点滅モードで4時間の練習中ずっと問題なく機能していました。今後は厳冬期に使用するテールライトはLEZYNEのものに統一しようと考えています。

-33.5℃石狩岳大雪山液晶凝固

難所石北峠へ
北海道内の山岳練習コース(参照:山岳練習コース紹介)の中でもとりわけ難易度が高いと言われる石北峠に練習へ。通常は夜中でも大型車が多い同ルートは通常は練習には使用しませんが、年末年始の時期だけ大型車の交通量が減るので、このような機会に練習に行くことが多いです。冬型の気圧配置だったため、大雪湖による放射冷却は起きず、気温は-14℃と高めではありましたが、北西風が非常に強く頂上で下りの準備をするのに風除けを探して下りの準備をしました。

石北峠石北峠石北峠

気温-27℃で機材テスト
Kの新しい雪上ロードバイクを気温氷点下27℃でテストしました。Kの1~3台目の雪上ローバイクは気温-22~23℃を下回ると潤滑剤が凝固してブレーキや変速機の作動不良が発生しておりましたが、これらの対策を行った4台目の雪上ロードバイクは気温-27℃でも、ワイヤー系統の引きが少し重くなった程度でブレーキ、変速機ともに完全に動作してました。

気温-27℃

シーズン2019-2020も最高の景色を堪能
今シーズンも素晴らしい景色の下でトレーニングを行っております。

シーズン2019-2020

前照灯必須へ
安全上の理由で、シーズン2019-2020から当会の練習会では前照灯装着を必須とします。吹雪による視界不良時等に周囲からの視認性を高めるため、練習会参加の場合は必ず前照灯を装備することとしてください。天候によっては点灯しなくともよいですが、視界不良時に点灯できるよう、必ず低温下でも作動する前照灯を装備して練習にのぞんでください。またバッテリー切れ等に備え、下記のように複数の前照灯を装備することを推奨しております。

前照灯前照灯

明るいテールライトを必ず装備してください
視界不良が発生することが多い冬季のトレーニングではテールランプ(テールライト)は必須です。天候が良い場合でも、後続車から認識しやすいよう、必ず点灯、もしくは点滅状態で走行してください。テールランプは当会発足当時から必須の機材としておりますが、(当会のメンバーであっても)テールランプに不備のある方が多く、安全上の理由からテールランプに不備がある方は練習会参加をお断りしております。不備の多くはテールランプが暗すぎる、充電し忘れてつかない、低温下で作動しない等です。テールランプ自体つけていないという人までおります。テールランプは晴れた昼間でもしっかり視認でき、またマイナス30℃の環境下でも作動することが求められます。この条件で現在我々が推奨しているのは250ルーメンのデイタイムフラッシュ機能付きLEZYNEのZecto Drive Max 250テールライトです。下の写真でも2基のZecto Drive Max 250を装備し、また同様に低温下でも作動するKNOGのテールライトを1基搭載しております。バッテリー切れ等に備え、下記のように複数のテールランプを装備することを推奨しております。

テールライトテールライト

Kの4台目の雪上ロードバイク始動
Kの新しい雪上ロードバイクがシーズン2019~2020から現場に投入されました。これまでの雪上ロードバイクは気温が-25℃を下回るとオイルやグリスが凝固して様々な個所が動かなくなる問題を抱えていましたが、今度の雪上ロードバイクではそのあたりの対策を行い、-30℃でも快適に走れる自転車となっています。

Kの雪上ロードバイクKの雪上ロードバイクKの雪上ロードバイク

シーズン2018-2019
シーズン2018-2019は現在のところ5月11日が最後に雪上を走れた日です。シーズンインは10月17日と遅かったですが、春先は例年通りで5月の連休明けまで普通に乗ることができました。写真は5月11日の練習の様子です。この日はこの時期としてはかなり良質の雪の上で走れました。

5月の十勝岳温泉

-33℃で機材テスト
凍結したダム湖の影響で標高800mに盆地があるのと同じ環境になり、強烈な放射冷却が起きるルートで、気温-33℃という、我々の中でもほとんど経験したことのない気温の中で機材テストを行いました。昨シーズン、アウター内のグリースの凝固に悩まされたので、一部のアウター内のグリスを低温に強いというフッ素系のオイルに変更しましたが、結局若干改善はあったものの根本的な解決にはいたりませんでした。変速機はグリースの凝固でSTI自体が完全に動かなくなり、ダブルレバーで操作しているフロントの変速のみで走ることになりました。現在、この低温化でも快適に走れるように、前後ともダブルレバーで変速する雪上ロードバイクを組むことを検討中です。ヒートレンズのゴーグルはこの気温でもほとんど曇ることはありませんでしたが、あまりにも寒いため、ゴーグル内の構造や眉毛やまつ毛等に霜がつき、それがぱらぱらと落ちてくるので、あたかもゴーグルの中で雪が降っているかのような状態になりました。また最近LEZYNEのテールライトを導入して使用しておりますが、非常に明るく、この気温でも正常に動作しておりました。

-33℃

シーズン2018-2019は平地のコースも開拓
山岳コースを中心に活動してきた私達ですが、シーズン2018-2019は平地が中心のコースの開拓にも力を入れています。

平地1平地2平地3平地4

シーズン2018-2019到来
シーズン2018-2019は10月17日に初乗り、シーズンインとなりました。今シーズンは吹雪の中での視認線を高めるためKnogの前照灯を試しております。12月半ばには氷点下23℃の環境で走ることができ、機材テストを行っております。以前から氷点下25℃前後でペダルが異様に重くなる現象が確認されていましたが、ベアリング等の回転部分のグリースが凝固しているのが原因だということがわかってきました。低温でも凝固しないグリースを探しているところです。

シーズン2018-2019

史上最長となったシーズン2017-2018
シーズン2017-2018は当会史上最長のシーズンとなりました。9月29日に十勝岳温泉で積雪し、現在のところ最終の積雪は6月14日で、8ヵ月半に及ぶ長いシーズンとなりました。この温暖な北海道で8ヵ月半も雪上を走れるのはとてもありがたいことです。実際に当会のメンバーが雪上を走れた初日は10月4日で現段階での最終は6月13日でした。以前は6月に積雪するなんてことは聞いたことありませんでしたが、最近は2015年、2016年そして2018年とかなりの頻度で6月に積雪しています。

6月半ばの石北峠での練習の様子。
石北峠
しっかり積雪した北見峠が季節はずれの雪で通行止めになってしまったため、雪がかなり融けてしまっていましたが、練習先を石北峠に変更しました。

-32℃で機材テスト
前回同様の気温の中でのトレーニングでは潤滑油が凝固(凍結)する、カメラはまったく動かなくなるなどのトラブルが発生しましたが、今回はその対策を行い練習に参加。低温での流動性の高い潤滑油にかえることで駆動部の動きはマシになりましたが、アウター内のオイルに関してはバラすのも面倒なのであきらめてそのままにしました。ブレーキは重いがかろうじて動かせる状態、ディレーラーもバネが強く、アウター部分も少ないフロントはかろうじて動かせる状態でリアをスタート時に汎用性のあるギアに固定し、フロントのみで変速するようにしました。カメラは今まではホッカイロでバッテリーを温めておりましたが、前回はそれで動かなくなったので、今回はジャージの中に入れて温めることにしたことにより、この気温でも問題なく動くようになりました。今回は登攀時、ヒートレンズのゴーグルを使用したため、強いカタバ風の中の登攀も非常に快適で寒さを感じることはありませんでした。ヒートレンズのバッテリーは頂上までぎりぎり持ちました。

三国峠

-31℃で機材テスト
大雪湖等の影響で、標高の高いところで放射冷却が起き、強烈な寒さを体験できる三国峠で機材テストを行いました。途中何か所かカタバ風の通り道を通過しなければならず、場所によってはその気温はマイナス30℃に達します。気温の低い地点を通過中のときは、気温が潤滑油やブレーキオイルの流動点を下回り、ブレーキ、変速機がほとんど動かなくなるというトラブルが発生しました。非常に大きな力でレバーを引けばメカニカルブレーキはかろうじて動かすことができ、何とか制動可能でした。現在使用している潤滑油ではマイナス27~8℃程度が限界のようです(使用している潤滑油の説明書きには流動点マイナス25℃と表記されています)。今後、この低温下でも使用できる潤滑油を探していきます。ちなみに極寒個所を通過中は充電したばかりのカメラもまったく動かず、その時の写真はありません。

三国峠

11速のチェーンコネクトピンについて
シマノの11速のチェーンがコネクトピンのところで切れる、もしくはコネクトピンがゆるゆるになるというトラブルが複数発生しています。
冬用の自転車は室温の25℃から外のマイナス25℃の間を行ったり来たりしますが、コネクトピンとチェーンプレートの異なる材質の気温による膨張率の違いが原因でこのような問題が発生するのではないかと考えています。11速のコネクトピンは北海道の寒さには向かないようです。現在我々の間ではコネクトピンに頼らないミッシングリンクでのチェーン接続を推奨しております。また8速、9速チェーンでの同様のトラブルは発生していません。10速については当会で使用しているメンバーがいないのでわかりません。

またコネクトピンの問題とは別に、普通に変速しただけでとくにトルクかけて変速したわけでもないのにチェーンプレートが曲がる、という事態も発生しており、原因が寒さかどうかははっきりしませんが、11速のチェーンはトラブル続きです。

雪上ロードバイクの聖地:北見峠でパウダーサイクリングを堪能
この日は寝坊したためスタートが遅れ、除雪から1時間以上経ってからのスタートとなりました。かなり降雪が強く、この遅れが幸いして、頂上付近では15cmほど新雪が積もっており、すばらしいパウダーの中を走ることが出来ました。これほどのすばらしいパウダースノーは北見峠や上紋峠等の限られたコースでしかなかなか出会えません。JAPOWと呼ばれ世界から注目される日本のパウダースノーを雪上ロードバイクで堪能しましょう。

北見峠北見峠北見峠北見峠

Cairn3台目の雪上ロードバイクを霧立峠でテスト
当会のCairnが3台目の雪上ロードバイクを組みました。組んだその日に、Kとともに、気温-11℃の霧立峠でテスト走行を行いました。第三世代の雪上ロードバイクは全く滑らないし、乗り心地も最高、冬道が楽しくてしかたない、と話していました。

霧立峠霧立峠霧立峠

-28℃で機材テスト
放射冷却により富良野のアメダスで-26℃を記録した朝、富良野盆地でも気温がとくに低いベベルイ川西岸、-28℃の中機材テストを行いました。放射霧により自転車に霧氷が発生し、リア変速機が凍結。ギアアップが困難になりました。
同様にメカニカルのフロントブレーキも霧氷で凍結し、かなり引きが重くなり、戻りも悪くなりましたが(後にこのブレーキが重くなった現象がアウター内のグリスの凝固が原因であることがわかりました)、性能上の問題はなく作動していました。ハイドロを使用しているリアブレーキは、ミネラルオイルの粘性が増し、引きが異常に重くなりましたが、性能上の問題はなく作動していました。シールリングの硬化することで戻りが遅くなる現象は-5℃程度でも出現していましたが、さすがにこの気温になると戻るまで異様に時間がかかるようになりました。メーターの液晶表示は、表示が遅くなるだけではなく、ほとんど白くなって文字がほとんど表示されなくなりました。ヒートレンズのゴーグルは、フェイスカバーをしているにも関わらず、一切曇りませんでした。バッテリーが1時間半しか持たないことを除けば非常に有用なアイテムです。

富良野富良野